
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まってしまう深刻な病気です。呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下し、その影響でさまざまな症状が現れます。
当院では、従来の対症療法だけでなく、最新の医療機器を積極的に導入し患者様の負担を最小限に抑えた根本的な治療を提供しています。
睡眠時無呼吸症候群は、決して軽視できない病気です。
1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上に重症化すると、心筋梗塞や脳梗塞、眠気による事故などを引き起こし、亡くなるリスクが非常に高くなるといわれています。
具体的には、がんのステージⅠの5年生存率(*)よりもリスクが高くなると考えられており、生命に関わる深刻な状態です。
(*)5年生存率:治療をして5年後どのくらい生きているかを示した割合のこと
次のような症状でお悩みの方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、早めのご相談をおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群が原因の場合、これらの症状を放置すると病状が進行し、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。日常生活にも支障をきたすため、適切な治療が必要です。
一般的な治療は、次のような流れで実施します。
睡眠外来・睡眠クリニックでの検査
症状の程度による治療法の選択
CPAP療法は、持続陽圧呼吸療法とも呼ばれます。患者様にはマスクを装着していただいたうえで、CPAP装置で圧力をかけ、鼻から気道に空気を送ります。この空気が気道を通ることで、狭くなった気道を広げる効果があります。
ただし、これらの従来の治療法には、次のような課題があります。
当院では、従来の治療法だけでなく、睡眠時無呼吸症候群の根本的な原因に対してアプローチしています。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の根本的な原因にあわせて外科的な治療を行います。
従来の喉の気道が狭くなっていることに対しての手術では、下顎を前方に動かすようにし、下顎を前方に動かすことにより、狭くなっていた気道が広がり、空気の通りが良くなります。
しかしこの手術では2週間から1ヶ月の入院が必要でした。そのため患者様には体への負担だけでなく、仕事を休んだり、活動を一旦止めたりなどのデメリットがありました。
当院では、現在、上顎の狭さから気道への悪影響を改善する為の顎顔面骨格改善で手術による患者様への負担を最小限にしつつ、最大の効果を実現できる術式を取り入れています。メリットは次の3つです。
(*)PRGF療法:患者様自身の血液を活用した再生療法
また、手術と並行してレーザー治療やお口の周りのトレーニングの指導も行っています。
ほかにも、患者様の状態に合わせて、マウスピース療法も併用しています。
顎顔面拡大矯正治療とは、歯の矯正治療に用いられる治療法です。
具体的には、口腔内に「急速拡大装置」と呼ばれる、顎の骨全体を広げる特殊な器具を装着します。そうすることで顎の正常な成長を促し、バランスの良い歯並びを得られるように調整します。
顎顔面骨格拡大矯正治療のメリットは次のとおりです。
人は、口呼吸で眠ると舌が喉の方に落ちやすくなり、気道が狭くなります。睡眠時無呼吸症候群と口呼吸は深い関係があるのです。口呼吸が習慣化すると、次のようなデメリットが生じやすくなります。
一方で、鼻呼吸には健康を守る役割があります。
このように、口呼吸と鼻呼吸は健康に大きな影響を与えます。睡眠時無呼吸症候群を治すだけではなく、呼吸機能も改善することで、人間本来の免疫力を高めることが大切です。
睡眠時無呼吸症候群は、生命に直結する恐れのある病気です。気になる症状があるときには、放っておかずにぜひ当院にご相談ください。
当院では、以下の点を重視した治療を提供しています。
当院では、医科との連携のもと、患者様一人ひとりに合った治療プランを提案いたします。
できるだけ負担の少ない方法で睡眠の質を改善し、健康的な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
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