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膝痛治療の比較検討ガイド|再生医療と従来治療の違いを専門医が解説します|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

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膝痛治療の比較検討ガイド|再生医療と従来治療の違いを専門医が解説します

膝痛治療の比較検討ガイド|再生医療と従来治療の違いを専門医が解説します|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

2026年1月12日

膝痛治療の比較検討ガイド|再生医療と従来治療の違いを専門医が解説します

膝の痛みでお悩みの方へ

階段の昇り降りがつらい。立ち上がるときに膝が痛む。正座ができなくなった。

こうした膝の痛みは、50代以上の約半数が経験する変形性膝関節症の典型的な症状です。従来は痛み止めやヒアルロン酸注射などの保存療法、あるいは人工関節置換術という大きな手術しか選択肢がありませんでした。しかし近年、再生医療という新しい治療法が登場し、手術を避けたい方や保存療法で効果が得られなかった方に希望をもたらしています。

本記事では、再生医療にも精通する立場から、膝痛治療における再生医療と従来治療の違いを整形外科専門医の監修の下詳しく解説します。治療選択に迷われている方の判断材料となれば幸いです。

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変形性膝関節症とは何か

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで発症する疾患です。軟骨は大腿骨と脛骨の接合面に存在し、関節の滑らかな動きを可能にするクッションの役割を担っています。

軟骨の成分は70〜80%が水分で、残りはプロテオグリカンやコラーゲン線維からなる基質で構成されています。この水分量と基質のスポンジ構造が衝撃を緩和しますが、加齢とともに含有量が減少します。さらに軟骨細胞の新陳代謝も衰えるため、すり減りが顕著になるのです。

軟骨がすり減りやすい方の特徴

膝の靭帯や半月板を損傷した経験がある方

軟骨のすり減る速度が速くなります。これらの組織は膝の位置を安定させ、衝撃や荷重を和らげる働きがあるため、損傷するとクッションが少ない状態で軟骨同士が擦れ合うからです。

肥満の方

歩行時には体重の2〜3倍の負荷が膝にかかるため、体重過多は軟骨のすり減りを加速させます。筋肉量の減少と体脂肪の増加を併せ持つサルコペニア肥満では、重度の変形性膝関節症との関連が示唆されています。

閉経後の女性

骨・軟骨・筋肉を丈夫に保つエストロゲンが激減するため、統計上も変形性膝関節症の患者さんは女性が圧倒的に多い傾向があります。

変形性膝関節症の従来の治療法とその限界

変形性膝関節症の治療は、症状の進行度によって段階的に選択されます。初期段階では保存療法が中心となりますが、進行すると手術療法が必要になります。

保存療法の種類と効果

運動療法

膝関節がスムーズに動くように筋力トレーニング、ストレッチ、有酸素運動などで筋力を強化します。自宅で手軽にでき、体重も減少すれば膝にかかる負担がさらに軽減されるメリットがあります。ただし、運動をし過ぎると逆効果になることがあるため注意が必要です。

薬物療法やヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は関節の滑らかな動きを助ける役割を果たしますが、炎症環境下では破壊されやすく、効果が持続しにくいという課題があります。

手術療法の負担

関節鏡視下手術、骨切り術、人工膝関節置換術など

特に人工膝関節置換術は大きな手術のため、体に負担がかかり、入院やリハビリも必要になります。年齢的に手術が受けられない方や、手術を受けようか迷っている方も少なくありません。こうした方々に対しては、従来は手術以外の有効な治療法がないという問題点がありました。

PRGFという新たな再生医療の選択肢

PRGF(成長因子を豊富に含む血漿)の特徴

この治療法は、患者さん自身の血液から抽出した血小板とその中に含まれる成長因子および血漿成分を活用し、膝関節の組織再生を促進する再生医療として注目を集めております。PRPをさらに高濃度に加工したのがPRGFです。傷の修復に働く成長因子が一般的なPRP療法の2倍以上含まれており、さらなる効果が期待できます。PRGFは白血球や炎症性サイトカインを含まないため、PRP療法と比較して注射後の痛みや腫れといった副作用が少ないとされています。

従来の再生医療との比較

治療法 使用する成分 主な目的・特徴 効果の持続
ヒアルロン酸(HA) 関節液に含まれる潤滑成分 関節のすべりを良くし、痛みを軽減 △ 一時的(数週間〜数ヶ月)
PRP(多血小板血漿) 自己血液中の血小板を濃縮 成長因子を利用して炎症を抑え、修復を促進 ◎ 長期的(6〜12ヶ月)
PRGF(成長因子豊富血漿) PRPをさらに精製し、不要成分を除去 純粋な成長因子のみで炎症を抑え、再生を促す ◎ 長期的(6〜12ヶ月)
オゾン療法 医療用オゾンガス 抗炎症・鎮痛効果を目的に使用 △〜○ 短〜中期的

評価方法

評価時期:治療前/2ヶ月後/6ヶ月後/12ヶ月後

使用した評価指標:

VAS(視覚的アナログスケール) … 痛みの強さを数値化

WOMAC指数 … 関節の痛み・こわばり・日常動作のしやすさを評価

Lequesne指数 … 関節症の重症度を総合的に評価

患者の平均年齢は56.9±6.3歳、69.5%が女性

変形性膝関節症治療の選択のポイント

治療法の選択は、症状の進行度、年齢、活動レベル、経済的負担などを総合的に考慮して決定する必要があります。

症状の進行度による選択

初期段階では運動療法や薬物療法などの保存療法が推奨されます。中等度まで進行し、保存療法で十分な効果が得られない場合には、再生医療が有力な選択肢となります。完全に軟骨が無くなってしまった重度の変形では、再生医療の効果が限定的となるため、手術療法の検討が必要です。その為、膝の痛みや違和感を感じた際には、早めの専門機関へ受診をしてください。

治療効果の持続期間

即効性を求める場合はオゾン療法が優れていますが、効果の持続期間は短くなります。長期的な症状改善を目指す場合は、PRPやPRGFといった再生医療が適しています。

体への負担と入院の必要性

再生医療の大きなメリットは、注射で治療が完結するため入院が不要で、体への負担が最小限に抑えられることです。一方、人工関節置換術は大きな手術のため入院とリハビリが必要になります。

費用と保険適用

保存療法の多くは保険適用となりますが、再生医療は現在のところ自由診療となります。一回の治療費は施設によって異なりますが、複数回の治療が必要になることも考慮する必要があります。

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まとめ:あなたに適した治療法を選ぶために

膝痛治療には、保存療法、再生医療、手術療法という段階的な選択肢があります。従来は保存療法で効果が得られない場合、手術しか選択肢がありませんでしたが、再生医療の登場によって新しい可能性が広がりました。

特にPRGFなどの再生医療は、長期的な症状改善効果が科学的に実証されており、手術を避けたい方や保存療法で効果が得られなかった方にとって有力な選択肢となっています。膝の痛みでお悩みの方は、まず専門医による正確な診断を受け、ご自身の症状や生活スタイルに合った治療法を選択されることをお勧めします。

当院のDr吉岡は膝関節外科を専門にする整形外科学会専門医で、これまでなでしこジャパンのチームドクターを歴任した膝関節のプロフェッショナルです。様々な医療機関を受診しても悩みが解消されなかった患者さんに対して、今まで培った多くの知見を下に、適切な治療と一貫したサポート体制を設けております。

詳細については、東京BTクリニック歯科・医科のウェブサイトをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。

参照:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7860007/

著者情報                                              医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士                                      東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO                        【経歴】                                               東京歯科大学 総合歯科                                        東京歯科大学 インプラント専門外来                                  医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業                               日本大学松戸歯学部非常勤講師                                    【資格・所属学会】                                           PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター                            日本口腔インプラント学会 専門医                   

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