2026年1月20日

歯周病治療を成功させるおすすめ歯科医院選びの重要性
歯周病は45歳以上の2人に1人が罹患している国民病とも言える感染症です。初期では自覚症状が乏しいため、知らない間に症状が進行してしまうケースも少なくありません。
歯周病治療において最も重要なのは、適切な治療を提供できる歯科医院を選ぶことです。同じ歯周病でも、どの歯科医院で治療を受けるかによって、治療期間や結果が大きく変わってきます。本記事では、歯周病治療専門医の立場から、信頼できる歯科医院の選び方と最新の治療法について詳しく解説します。
歯周病治療におけるおすすめの歯科医院選びの5つのポイント
歯周病治療は、どの歯科医院で受けるかによって治療の結果や再発リスクが大きく変わります。ここでは、信頼できる歯科医院を見極めるための5つのおすすめポイントをご紹介します。
十分な説明と科学的根拠に基づいた治療方針
良い歯科医院の特徴は、まず丁寧な説明と根拠ある治療計画を提示してくれることです。歯周病治療では、「なぜその症状が起きたのか」「どのような治療が最適か」を理解することが重要です。
検査結果をもとにした明確な診断
科学的エビデンスに基づいた治療方針
質問にしっかり答えてくれる医師の姿勢
もし、十分な説明がないまま治療を進めようとする歯科医院であれば、セカンドオピニオンを活用するのもおすすめです。
予後を見据えた長期的な治療計画
重度の歯周病では、「とにかく歯を残したい」と考える方が多いですが、無理に残すことが最善ではないケースもあります。将来の再発や全身への影響を考慮し、必要に応じて「戦略的な抜歯」を提案できる歯科医師こそ信頼できると考えます。
すぐに「インプラントにしましょう」と提案する医院は注意
治療後の10年先を見据えた長期的ビジョンのある治療が大切
当院では、患者さんの希望を聞きながら、予後を考えた最適な治療のご案内を心がけております。
一人ひとりに合わせたオーダーメイドのメンテナンスプログラム
歯周病は「治療後のメンテナンス」で結果が大きく変わります。唾液の質、歯並び、生活習慣などは人によって異なるため、画一的なメンテナンスでは不十分です。
おすすめは、
治療後の検査結果をもとに再発リスクを分析
一人ひとりの口腔環境に合わせたオーダーメイドのメンテナンスプランを作成してくれる歯科医院
長期的に歯を守るためには、「治療後のフォロー体制」がしっかりしていることが重要です。
質の高いブラッシング指導
歯周病治療の基本は、正しいセルフケアです。「毎日磨いているのに治らない」という方は、実は磨けていない部分があることが多いです。
信頼できる歯科医院は、
十分なブラッシング指導の時間を設けてくれる
歯間ブラシやフロスの使い方を実践的に教えてくれる
口腔状態に合わせたパーソナルケアの提案をしてくれる
「ただ治す」だけでなく、「自分で守れる力」を育てる指導をしてくれる医院がおすすめです。
医療技術と知識の向上に努めている姿勢
歯周病治療の技術は日々進化しています。当院は、常に学会や研修会への参加、新しい治療機器の導入を積極的に行っております。
歯科医師が最新知識を学び続けている
院内の設備・機材が清潔で新しい
治療方針や検査方法に最新のエビデンスが反映されている
常に進化する医療に対応している医院ほど、より精密で安全な歯周病治療を受けられるでしょう。
おすすすめの歯科医院:歯周病専門医という選択肢
「日本歯周病学会専門医」というのをご存じでしょうか。
日本歯周病学会専門医とは
「歯周病専門医」は、厚生労働省が定めた歯科における5つの専門資格の1つです。
「日本歯周病学会」が設けた厳格な基準を満たした歯科医師にのみ与えられる資格であり、歯周病治療を専門に行うための十分な知識と技量、倫理観を持ち合わせていると認定を受けた歯科医師です。
全国の歯科医師数は約10万人もいますが、その中でも歯周病専門医はわずか1%程度しかいません。
一般歯科医との違い
もちろん、資格の有無だけが腕の良し悪しを決めるわけではありません。
優れた歯周病治療を行っている一般歯科医も多数存在します。
しかし、歯周病専門医は次のような点で、より深い知識と経験を持っています。
| 比較項目 | 一般歯科医 | 歯周病専門医 |
|---|---|---|
| 主な診療領域 | むし歯治療、補綴、審美など幅広い分野 | 歯周病治療・再生療法・インプラント周囲炎 |
| 学術研修 | 任意(継続義務なし) | 学会参加・論文発表・資格更新が義務 |
| 診断力 | 一般的な症状の診断 | 重度・特殊な歯周病も鑑別診断可能 |
| 治療アプローチ | 炎症を抑える基本治療が中心 | 再生療法や骨移植など高度治療が可能 |
| 使用機器・技術 | 一般設備 | 専門的機材・顕微鏡下治療などに精通 |
歯周病専門医は、より精密な診断と再発を防ぐ長期的な視点を持って治療を行えるのが大きな特徴です。
また、歯周病専門医の資格は「取得して終わり」ではありません。
5年ごとに更新審査があり、常に最新の知識・技術を学び続ける義務があります。
学会への参加
症例報告や論文発表
最新の歯周病治療法の習得
当院でも、常に科学的根拠(エビデンス)に基づいた最新の治療を提供できるよう努めています。
歯周病の進行段階と適切な治療方法
歯周病は、初期 → 中等度 → 重度の3段階で進行します。
進行の目安となるのが「歯周ポケットの深さ」です。
| 進行段階 | 歯周ポケットの深さ | 主な症状・特徴 | 治療内容・期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 初期段階 | 2~5mm |
歯茎が薄ピンクから赤色に変化。歯磨き時に出血。 歯と歯茎の間の溝が深くなり始める。 骨へのダメージはまだ軽度。 |
スケーリング(歯石除去)+セルフケア。 約1~3ヶ月で改善可能。 |
| 中等度段階 | 5~7mm |
歯槽骨が半分ほどまでダメージ。 歯が浮く感じや、硬いものを咬むと痛みを感じる。 |
SRP(スケーリング・ルートプレーニング)で 歯茎の下の歯石を除去。 治療期間は約3~6ヶ月。 |
| 重症段階 | 7mm以上 |
歯槽骨の2/3以上が破壊。 歯のぐらつき・出血・歯茎の後退。 根元の虫歯リスクも上昇。 |
歯周外科治療が必要になることも。 治療期間は6ヶ月〜2年ほど。 |
初期段階の治療
軽度の炎症が見られる段階では、スケーリング(歯石除去)が中心です。
歯垢や歯石を取り除き、歯の表面を滑らかにして細菌の付着を防ぎます。
正しいブラッシング(セルフケア)を続けることで、多くの場合症状は改善します。
中等度から重症の治療
進行が進むと、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)や歯周外科治療が必要になります。SRPは、歯茎の中(歯根表面)についた歯石を専用器具で取り除く治療で、必要に応じて局所麻酔を併用します。
改善が見られない場合は、
フラップ手術(歯茎を開いて歯石を除去)
歯周組織再生治療(PRGF)
を行うこともあります。
当院のおすすめの歯周病治療法「ブルーラジカル P-01」
〜切らない・痛くない・安全な非外科的歯周病治療〜
歯周病治療は近年、科学技術の進歩によって外科手術を伴わない新しい治療法が登場しています。その中でも「ブルーラジカル P-01」は、世界で初めて重度歯周病に対応できる非外科的治療機器として実用化された、画期的な治療法です。
厚生労働省から正式に「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」を目的とした医療機器として認可されており、人体への安全性も治験で証明されています。
ブルーラジカルはなぜおすすめなのか
ブルーラジカルは、3%の過酸化水素水に405nmの青色光を照射し、「フリーラジカル(活性酸素)」を発生させます。
このフリーラジカルが歯周病の原因菌を酸化分解して強力に殺菌。
さらに、超音波振動チップによって歯石やプラークを物理的に除去します。
膿や炎症の消失
歯周ポケットの改善(浅くなる)
軽度の動揺歯(グラつき)の安定化
などが確認され、従来のスケーリング治療に比べて明確な改善効果が認められました。


ブルーラジカル3つのメリット
痛みが少なく外科処置が不要
従来の重度歯周病では歯肉を切開する外科処置が必要でしたが、
ブルーラジカルなら歯茎を切らずに治療が可能です。
麻酔もほとんど必要なく、痛みや腫れを最小限に抑えられます。
抗生物質を使わない安心治療
ブルーラジカルは光と過酸化水素による殺菌のため、抗生物質を使用しません。
そのため、
耐性菌(抗生物質が効かない菌)のリスクなし
体内の善玉菌を傷つけない
といったメリットがあります。
短時間で高い治療効果
治療開始後すぐに殺菌が始まり、1歯あたり数分で完了します。
切開や縫合の必要もないため、治療後の回復も早く、
患者さんの身体的・時間的負担を大幅に軽減できます。

歯周病管理アプリ「ペリミル」との連携
当院では、最新の患者サポートアプリ「ペリミル」と連携しています。
ブルーラジカル P-01の治療データと連動し、スマートフォンで次のような情報を確認できます。
治療経過や歯周ポケットの変化をイラストで可視化
歯科衛生士からのコメント・ブラッシング指導
歯磨きタイマー機能で習慣化をサポート
このアプリを使うことで、歯周病の原因である生活習慣を改善し、治療効果をより長く維持できるようサポートします。
当院の歯周組織再生治療〜PRGF療法
歯周病治療におけるもう一つの革新的なアプローチが「PRGF療法」です。
PRGF療法の仕組み
PRGF療法は、患者さん自身の血液から抽出した血小板とその中に含まれる成長因子および血漿成分を歯周ポケットに注入することで、骨芽細胞の活性化を促し、新しい骨の形成を促進する治療法です。
従来の歯周病治療では、歯石除去や抗菌剤の使用などにより炎症を抑えることはできても、一度失われた骨を再生させることは難しいとされてきました。PRGF療法では、歯を支える骨が再生し、歯のぐらつきを抑えることができます。重度の歯周病で「もう抜歯しかない」と言われた方でも、PRGF療法によって歯を保存できる可能性が高まるのです。
PRGF療法の利点
PRGF療法の最大の利点は、失われた骨を再生できることです。
また、歯肉の再生も促進するため、歯周ポケットの減少や歯肉退縮の改善も期待できます。実際の治療では、まず歯石を丁寧に除去した後にPRGFを応用します。PRGF療法の効果は、単に骨の再生だけではありません。傷の治癒を促進する効果もあるため、治療後の痛みや腫れが少なく、回復が早いという利点もあります。
さらに、PRGF療法は自己血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクがほとんどありません。従来の再生療法で使用されていた異種生物由来の材料に比べ、安全性が非常に高いのも大きな利点です。
まとめ:歯周病治療におすすめな歯科医院とは
歯周病治療の成功は、適切な歯科医院選びから始まります。
十分な説明と科学的根拠に基づいた治療方針、予後を見据えた長期的な治療計画、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのメンテナンスプログラム、そして医療技術と知識の向上に努めている姿勢。これらのポイントを確認することで、信頼できる歯科医院を見極めることができます。
また、歯周病専門医という選択肢も検討する価値があります。厳格な基準を満たした専門医は、豊富な経験値と知識量、精度の高い治療技術を持っています。当院では、ブルーラジカル P-01やPRGF療法など、従来の治療では難しかった重度の歯周病にも効果を発揮する可能性がある治療のご提案が可能です。
歯周病は国民病とも言える身近な病気ですが、適切な治療と予防で十分にコントロールできる病気でもあります。歯茎からの出血や歯のグラつきなど、少しでも気になる症状があれば、一度東京BTクリニック歯科・医科にお気軽に相談にいらしてください。

著者情報 医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士 東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO 【経歴】 東京歯科大学 総合歯科 東京歯科大学 インプラント専門外来 医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業 日本大学松戸歯学部非常勤講師 【資格・所属学会】 PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター 日本口腔インプラント学会 専門医

