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いびきと睡眠の質の深い関係|改善法と健康リスク|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

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いびきと睡眠の質の深い関係|改善法と健康リスク

いびきと睡眠の質の深い関係|改善法と健康リスク|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

2025年11月23日

いびきと睡眠の質の深い関係|改善法と健康リスク

いびきの正体とその影響

いびきの原因は、咽頭(のど)が狭くなって、息を吸うときに狭くなった部分に空気が通過するため、のどが振動して音が出ることです。特に眠ってしまうと、のどを支えている筋肉がゆるむため、よけいに咽頭が狭くなるのです。

日本人は顎が小さい人が多く、肥満や飲酒、睡眠薬によっていびきが出現しやすくなります。いびきを引き起こす病気としては、咽頭扁桃(アデノイド)が腫れた場合や口蓋垂(のどちんこ)が大きい場合、かぜや鼻炎で鼻が詰まっている状態、鼻中隔彎曲(鼻の骨が曲がった状態)、極端な肥満、睡眠時無呼吸症候群などがあります。

いびきの種類と特徴を知ろう

いびきには様々な種類があり、それぞれ原因や特徴が異なります。

単純性いびき

一般的ないびきで、気道が部分的に狭くなることで発生します。特に健康に問題を引き起こすことは少なく、朝起きたときもすっきり目覚めていれば心配ありません。

ただし、毎日習慣的にいびきをかいている場合は、将来的に病気につながる可能性があるため注意が必要です。原因としては肥満、アルコール摂取、喫煙、鼻詰まりなどが挙げられます。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)に伴ういびき

睡眠中に気道が完全に閉塞し、一時的に呼吸が停止することで発生します。無呼吸エピソードの後に大きないびきが生じることが多いです。

これは肥満、扁桃肥大、下顎の後退などが原因で、気道が狭くなることによって発生します。睡眠の質が著しく低下し、日中の過度な眠気や慢性的な疲労の原因となり、脳や身体への酸素供給不足により健康上のリスクも高まるため、医療機関での適切な診断と治療が必要です。

上気道抵抗症候群(UARS)

気道が完全に閉塞するわけではないものの、部分的に狭くなることで呼吸が困難になる状態です。UARSは睡眠時無呼吸症候群の予備軍ともいえます。

いびきの原因と健康リスク

いびきの主な原因は、空気の通り道である「上気道」が何らかの原因で狭くなることにあります。狭いところを空気が通ろうとすると空気抵抗が大きくなり、呼吸をしたときに粘膜が振動して音が生じます。

いびきをかきやすい人には、いくつかの特徴があります。

肥満体型である(首周りに脂肪が蓄積することで気道が圧迫される)
睡眠時に口呼吸している(舌が脱力して喉の奥に落ち込みやすくなる)
仰向けで寝ている(重力の影響で舌が喉の奥に落ち込みやすい)
睡眠薬を服用している(筋肉を弛緩させる作用がある)
年齢を重ねている(中高年になると舌や喉の筋力が衰える)
女性ホルモンが低下している(閉経後の女性に多い)
飲酒・喫煙の習慣がある(喉の筋肉が緩んだり、粘膜に炎症が起きる)

いびきが健康に与える影響は想像以上に深刻です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に伴ういびきは、高血圧のリスクを約1.9倍、心血管疾患のリスクを1.2〜1.3倍、脳卒中のリスクを約1.5倍、糖尿病のリスクを2.2倍(時々いびき)〜2.7倍(常習)も高めることがわかっています。

さらに重度のいびきがある方は、交通事故のリスクが約2.4倍、労働災害のリスクが2.18倍、突然死のリスクが1.74倍にもなります。

いびきは単なる音の問題と考えられがちですが、実際には健康に重大な影響を及ぼすことがあるのです。軽視せず、適切な対策を講じることが重要です。

いびきのセルフチェック方法

いびきは無意識にかいているものであり、自覚するのは難しいものです。まずは、自分がいびきをかいているかどうかをチェックしてみましょう。

以下のチェックポイントに当てはまる方は、いびきをかいている可能性が高いため、注意が必要です。

眠りが浅いと感じている
しっかり寝たはずなのに昼間眠くなる
注意力や集中力が続かない
寝ても疲れが取れない
鼻がつまりやすい
朝起きたときに口が乾いている
高血圧と診断されている
肥満を指摘されている

上記のいびきセルフチェックポイントが1つでも当てはまっている場合は、いびきをかいている可能性が高いです。パートナーや家族に確認してみたり、録音して重症度をチェックしましょう。

いびきの重症度をチェックするポイントとしては、いびきの頻度(週に何回か、毎晩か)、いびきの音量(大きく、周囲の人に迷惑をかけるほどか)、無呼吸エピソード(睡眠中に呼吸が止まることがあるか)、日中の眠気・集中力の低下(夜間の睡眠が断続的に中断されているか)、朝の頭痛・口渇(睡眠時無呼吸症候群の可能性)などがあります。

セルフチェックで重症度が高そうな場合やいびきの詳しい検査をご希望の場合は、医療機関を受診して、自宅でできる簡易検査を受けることをお勧めします。

ナイトレーズ治療でいびきを改善

ナイトレーズ治療は、いびきや軽度の睡眠時無呼吸症候群に効果を発揮する革新的な治療法です。「Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザー」と呼ばれる特殊なレーザーを使用し、口腔内の軟口蓋や口蓋垂、舌側に照射します。

レーザーの熱エネルギーにより、組織内のコラーゲンが増生し、緩んだ軟部組織が引き締まるのです。具体的には、レーザー照射によって深さ500μmのUpper Dermis Layerを61〜63℃まで加熱します。この熱刺激によって組織にコラーゲンが増生し、いびきの原因となる喉の口蓋垂と口蓋弓、舌側を切除することなく縮小させ、いびきの発生を抑制します。

従来のいびき治療と比較すると、ナイトレーズには多くの利点があります。

CPAP療法は、鼻や口に装置を装着して睡眠する必要があり、多くの方が不快感から継続使用を断念してしまいます。また、毎月のレンタル料金が約5,000円(年間約6万円)かかり続けるという経済的負担もあります。

外科的手術では、メスやレーザーで口蓋垂や軟口蓋を切除するため、術後の痛みや出血、数週間にわたる食事制限などのダウンタイムが避けられません。

これに対してナイトレーズは、痛みがほとんどなく(40人中39人が痛みを感じなかったという報告あり)、麻酔も不要です。出血もなく、治療後すぐに食事も可能で、日常生活への影響が最小限に抑えられます。

ナイトレーズ治療の効果と適応

ナイトレーズ治療の効果については、科学的な研究結果も報告されています。Er:YAGレーザーによる治療がいびきの軽減に効果があるか調べたシステマティックレビューによれば、いびきの改善がみられ、患者満足度の割合が80%であったと報告されています。

実際の治療では、早い方は治療直後よりいびきや呼吸の改善効果を実感できることもあります。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的には1年から3年程度とされています。

ナイトレーズ治療が特に効果的なのは、以下のような特徴を持つ方です。

非肥満体型(BMI<30kg/m2)の方
軽症の閉塞型睡眠時無呼吸(AHI<15/hr)の方
口蓋垂が太くて長い方
軟口蓋低位の方
単純性いびき症の方
CPAPが合わない・使い続けられない方
外科的手術に抵抗がある方

一方で、高度肥満(BMI≧30)の方、中等症~重症の睡眠時無呼吸症候群(AHI>15/hr)の方、鼻疾患によるいびきの方、扁桃腺肥大が原因のいびきの方には効果が出にくい可能性があります。

ナイトレーズ治療は通常、1ヶ月に1回のペースで3〜6回程度の治療を行います。個人差はありますが、2〜3回目の治療からはっきりとした効果を感じる方が多いです。効果の持続期間は1〜3年程度ですが、6ヶ月〜1年に一度のメンテナンス治療を受けることで、効果を長く維持することができます。

ナイトレーズ治療の費用と注意点

ナイトレーズ治療の費用は医療機関によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

1回あたりの治療費:約5万円〜11万円
3回コース:約15万円〜30万円
6回コース:約28万円〜60万円
メンテナンス1回:約4万円〜5万円

なお、ナイトレーズ治療は保険適用外の自由診療となるため、全額自己負担となります。

ナイトレーズ治療は比較的安全な治療ですが、いくつかの注意点やリスクがあります。レーザーを照射したことにより、喉の粘膜が一時的に炎症を起こし、喉風邪のような症状(喉の腫れやイガイガ感)を感じることがあります。

症状が一時的に悪化(いびきの音が大きくなる)する場合もありますが、通常1〜2日でおさまります。まれに口内炎症状を起こす場合もありますが、これも通常は数日で改善します。

効果には個人差があり、すべての方に同じように効果があるわけではありません。治療効果の持続期間にも個人差があります。

いびき改善のための総合的アプローチ

いびきの改善には、ナイトレーズ治療だけでなく、様々なアプローチがあります。自分に合った方法を見つけることが大切です。

固定式マウスピースと可動式マウスピースを採用したCPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群への効果的な治療法です。CPAPを使い続けられない方には、ダウンタイムのないEyagレーザーを活用したナイトレーズも提供されており、日帰りで睡眠時無呼吸症候群治療が可能です。

睡眠時無呼吸症候群の根本的な原因の一つに、顎の構造的問題があります。特に上顎と下顎のバランスが悪い場合や、小さい顎、後退した下顎などは気道を狭くし、無呼吸の原因となります。顎顔面骨格矯正は、こうした構造的問題に直接アプローチする治療法です。

治療を始める前に詳細な検査を行い、無呼吸の原因を正確に把握することが重要です。マウスピース作成前のCTやセファロによる撮影を通し顎関節の検査や気道の評価、マウスピース下顎を前方に移動させた際の効果予測、気道閉塞のパターンや部位を特定することで、より効果的な治療計画を立てることができます。

まとめ:いびきと睡眠の質を見直そう

いびきは単なる音の問題ではなく、睡眠の質の低下や様々な健康リスクを引き起こす可能性がある症状です。肥満、鼻詰まり、アルコール摂取、喫煙、年齢、性別など、様々な要因がいびきの原因となります。

いびきが続く場合、睡眠の質の低下だけでなく、高血圧、心疾患、糖尿病、脳卒中などのリスクが高まる可能性があります。特に睡眠時無呼吸症候群を伴ういびきは、重大な健康リスクとなります。

自分のいびきの状態をセルフチェックし、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。ナイトレーズ治療は、痛みがほとんどなく、麻酔不要、出血なし、治療後すぐに食事可能といった利点がある革新的な治療法です。

いびきの改善には、生活習慣の見直しや適切な治療法の選択が重要です。質の高い睡眠は健康の基盤となります。いびきの問題を軽視せず、適切な対策を講じることで、より健康的な生活を送りましょう。

当院では、いびきや睡眠時無呼吸症候群の詳細な検査と、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提案しています。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

著者情報                                              医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士                                      東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO                        【経歴】                                               東京歯科大学 総合歯科                                        東京歯科大学 インプラント専門外来                                  医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業                               日本大学松戸歯学部非常勤講師                                    【資格・所属学会】                                           PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター                            日本口腔インプラント学会 専門医                   

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