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ナイトレーズが効果なかった理由と対処法を解説|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

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ナイトレーズが効果なかった理由と対処法を解説

ナイトレーズが効果なかった理由と対処法を解説|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

2025年11月20日

ナイトレーズが効果なかった理由と対処法を解説

ナイトレーズ治療が効果を発揮しない理由とは

「ナイトレーズ治療を受けたのに、いびきが改善しなかった・・・」

このようなお悩みを抱える方は少なくありません。ナイトレーズは切らないいびき治療として注目されていますが、すべての方に同じように効果があるわけではないのです。

いびきは単なる音の問題と思われがちですが、実は様々な健康リスクを引き起こす可能性があります。高血圧、心血管疾患、脳卒中、糖尿病などのリスクが高まるだけでなく、睡眠の質低下によって日中の眠気や集中力低下も招きます。

この記事では、ナイトレーズ治療が効果を発揮しない理由と、効果的な対処法について詳しく解説します。

ナイトレーズ治療が効果を発揮しない5つの理由

ナイトレーズは画期的な治療法ですが、すべての方に効果があるわけではありません。効果が出にくい主な理由を解説します。

私の臨床経験から、効果が出にくい方には共通する特徴があることがわかっています。治療前にこれらのポイントを確認することで、無駄な治療を避け、より効果的な選択肢を検討することができます。

1. 肥満体型(BMI≧30)である

肥満体型の方は、首周りや舌の付け根に脂肪が蓄積し、気道が狭くなりやすい状態にあります。ナイトレーズ治療は軟口蓋や口蓋垂の引き締めには効果がありますが、脂肪による気道の狭窄には対応できません。

WHO基準の肥満(BMI>30kg/m²)がある場合、レーザー治療の効果および長期予後については不明な点も多いのが現状です。

2. 中等症~重症の睡眠時無呼吸症候群(AHI>15/hr)である

睡眠時無呼吸症候群の重症度は、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(AHI)で判断されます。AHIが15を超える中等症から重症の場合、ナイトレーズ治療だけでは十分な効果が得られないことが多いです。

この場合は、CPAP療法や口腔内装置(マウスピース)などの他の治療法との併用、あるいはより根本的な治療が必要となります。

3. 鼻疾患が原因のいびきである

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症などの鼻疾患がいびきの原因となっている場合、ナイトレーズ治療の効果は限定的です。鼻づまりによって口呼吸になると、舌が後方に下がり気道が狭くなるためです。

いびき・睡眠時無呼吸症候群の患者様の約7割に鼻づまりがあるといわれています。ナイトレーズ治療を検討する前に、まず鼻からのどの診察を行い、鼻疾患の有無を確認することが重要です。

4. 扁桃腺肥大が原因のいびきである

扁桃腺の肥大がいびきの原因となっている場合も、ナイトレーズ治療の効果は限られます。扁桃腺は気道の入り口付近に位置し、肥大すると気道を物理的に狭くします。

この場合、扁桃腺摘出術などの外科的治療が必要となることがあります。ナイトレーズ治療前には、口腔内の診察で扁桃腺の状態を確認することが大切です。

5. 舌根沈下が主な原因である

睡眠中の舌根沈下(舌が喉の奥に落ち込む現象)がいびきの主な原因である場合、ナイトレーズ治療だけでは十分な効果が得られないことがあります。

舌根沈下は特に仰向けで寝る際に起こりやすく、マウスピース治療や睡眠姿勢の改善、口腔周辺筋のトレーニングMFTなどが効果的な対策となります。

ナイトレーズ治療の効果を高めるための事前検査と対策

ナイトレーズ治療の効果を最大化するためには、適切な事前検査と対策が不可欠です。

当院では、治療前に詳細な検査を行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立てています。

必要な事前検査

ナイトレーズ治療の効果を正確に予測するためには、以下のような事前検査が重要です。

口腔内の詳細な診察(軟口蓋、口蓋垂、扁桃腺の状態確認)
鼻腔・副鼻腔の診察(鼻疾患の有無を確認)
睡眠時無呼吸の簡易検査(自宅で行える検査キットの活用)
BMIの測定(肥満度のチェック)
顎関節の検査(顎関節症や顎の変形の有無の確認)
CT撮影による気道の評価(気道の狭窄部位の特定)

これらの検査結果に基づいて、ナイトレーズ治療が適しているかどうかを判断し、場合によっては他の治療法との併用や代替治療を提案します。

効果を高めるための併用療法

ナイトレーズ治療の効果を高めるためには、以下のような併用療法も検討する価値があります。

鼻疾患治療(アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の治療)
マウスピース療法(下顎を前方に引き出し、気道を確保)
口腔周辺筋のトレーニング(舌や口腔周辺筋)
睡眠姿勢の改善(横向き寝の促進)
生活習慣の改善(体重管理、アルコール摂取制限など)

特に鼻疾患がある場合は、まず鼻の治療を行い、正常な鼻呼吸ができるようにすることが重要です。その後、ナイトレーズ治療を行うというステップが効果的です。

ナイトレーズ治療が効果なかった場合の代替治療法

ナイトレーズ治療で十分な効果が得られなかった場合でも、諦める必要はありません。いびきや睡眠時無呼吸症候群に対しては、様々な治療アプローチがあります。

どうしてもナイトレーズ治療が合わないという方には、以下のような代替治療法をご提案しています。それぞれの特徴を理解し、自分に最適な選択をすることが大切です。

マウスピース治療(口腔内装置)

マウスピース治療は、就寝時に専用の装置を口に装着し、下顎を前方に引き出すことで気道を確保する治療法です。特に舌根沈下が原因のいびきに効果的です。

当院では、固定式と可動式の2種類のマウスピースを提供しています。可動式は装着感がより快適で、睡眠中の自然な動きを妨げにくいという利点があります。

マウスピース治療のメリットとしては、装着が簡単で継続しやすい、顔や頭部への負担が少ない、音が出ないため睡眠パートナーの睡眠を妨げない、旅行や出張先でもコンパクトな為持ち運びがしやすいことなどが挙げられます。

CPAP療法

CPAP療法は、睡眠時無呼吸症候群の標準治療として広く知られています。睡眠中にマスクを装着して機械で圧力をかけた空気を鼻から送り込み、気道を広げて無呼吸を防止します。

特に中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群の方には、高い効果が期待できます。ただし、マスクの装着感や機器の音、持ち運びの不便さなどから継続率が低いという課題もあります。

レーザー手術

口蓋垂口蓋形成術(UPPP)や舌根正中切除術など、気道を広げるためのレーザー手術も選択肢の一つです。解剖学的な問題が明確な場合に検討されます。

手術は即効性がありますが、侵襲的であり、すべての方に適しているわけではありません。慎重な検討が必要です。

顎顔面骨格矯正による根本治療

睡眠時無呼吸症候群の根本的な原因の一つに、顎の構造的問題があります。特に上顎と下顎のバランスが悪い場合や、小さい顎、後退した下顎などは気道を狭くし、無呼吸の原因となります。

顎顔面骨格矯正は、こうした構造的問題に直接アプローチする治療法です。従来の顎矯正外科手術は入院を伴う大がかりなものでしたが、当院では日帰り手術で行える低侵襲な治療も行っております。

まとめ:ナイトレーズ治療の効果を最大化するために

ナイトレーズ治療は、適切な条件下では非常に効果的ないびき治療法です。しかし、すべての方に同じように効果があるわけではありません。

効果を最大化するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

治療前に詳細な検査を行い、いびきの原因を正確に把握する
BMI、睡眠時無呼吸の重症度、鼻疾患の有無などを確認する
必要に応じて、鼻疾患治療やマウスピース療法などを併用する
効果が不十分な場合は、他の治療法への切り替えや併用を検討する
定期的なフォローアップと必要に応じたメンテナンス治療を受ける

いびきや睡眠時無呼吸症候群は、放置すると様々な健康リスクを高める可能性があります。適切な治療を受けることで、睡眠の質を改善し、健康的な生活を取り戻しましょう。

当院では、低侵襲で負担の少ないナイトレーズ治療を提供しております。また、セファロやCTをもちいた精密検索を行い、患者さんひとり一人にフィットしたマウスピースの作成も可能です。いびき治療に関するご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

著者情報                                              医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士                                      東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO                        【経歴】                                               東京歯科大学 総合歯科                                        東京歯科大学 インプラント専門外来                                  医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業                               日本大学松戸歯学部非常勤講師                                    【資格・所属学会】                                           PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター                            日本口腔インプラント学会 専門医                   

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