2025年9月04日
東京で進化する歯科再生医療の最前線
歯を失った時、あなたはどんな選択肢があると思いますか？
かつては入れ歯やブリッジが一般的でしたが、現在の歯科医療は驚くべき進化を遂げています。特に「インプラント」と「再生医療」の融合は、従来では諦めるしかなかった症例にも新たな可能性をもたらしています。
顎の骨が足りなくてインプラントを諦めた方、メスを入れずに膝関節症状を改善したい方、そして何より「自分の体を使って治す」という自然な治療法を求める方々に朗報です。東京では最先端の再生医療とインプラント治療を組み合わせた画期的な治療が受けられるようになりました。
2025年に入り、歯科医療の世界では「PRGFを用いた再生医療」という言葉をよく耳にするようになりました。これは患者さん自身の血液から抽出した成長因子を活用し、組織の修復を促進する治療法です。
あなたは自分の体の治癒力を最大限に引き出す、この革新的な治療法についてどれだけご存知ですか？
PRGFとは？自分の血液で治す最先端再生医療
PRGFは、あなた自身の血液を使って傷の治りを早める画期的な治療法です。
この治療法の最大の特徴は、患者さん自身の血液から「成長因子」と呼ばれる体内物質を抽出し、それを活用して組織の修復を促進するという点にあります。自分の血液を使用するため、拒絶反応のリスクがほとんどなく、安全性が非常に高いことが大きな魅力です。また、回復を早める効果があるため、治療期間の短縮にもつながります。
でも、PRGFって具体的にどんな効果があるの？
PRGFの主な効果は
組織の修復・再生を促進
炎症を抑制し、痛みを軽減
血管新生（新しい血管の形成）を促進
骨形成を促進
軟組織（歯肉など）の治癒を促進
これらの効果により、インプラント治療の成功率を高めたり、骨が少ない部位でもインプラント埋入を可能にしたりと、従来では難しかった症例にも対応できるようになっています。また、整形外科分野では、膝関節症状の改善にも応用されています。
東京でのインプラント×再生医療の最新トレンド
東京の歯科医療現場では、インプラントと再生医療を組み合わせた治療が急速に普及しています。
特に注目すべきは、顎の骨が不足している患者さんへのアプローチです。従来のインプラント治療では、顎の骨量が足りない場合、骨移植などの外科的処置が必要でした。しかし、PRGFを活用した再生医療の導入により、患者さん自身の治癒力を最大限に引き出し、より低侵襲で効果的な治療が可能になっています。
東京科学大学病院（旧東京医科歯科大学病院）の口腔インプラント科では、「歯を失った部分の咬み合わせ機能の回復や審美目的のために、人工歯根によるインプラント治療を行います。また、歯槽骨や歯肉が失われた部分の再生治療を行うことで、確実で長期的にも維持できるインプラント治療を実践します」と説明しています。
同大学の顎口腔外科学講座では、さらに進んだ治療として、広範囲にわたって顎骨を失ってしまった場合や先天性疾患の顎骨再建後のデンタルインプラントを保険診療で提供しているケースもあります。
最新の治療トレンド
PRGFを用いた低侵襲インプラント治療
自家骨や人工骨を用いた顎骨造成とインプラント
上顎洞底挙上術（サイナスリフト）による骨造成
デジタル技術を活用した精密インプラント埋入
歯の移植と再生医療の組み合わせ
これらの治療法は、患者さんの負担を減らしながら、より確実で長期的に安定したインプラント治療を実現することを目指しています。
東京BTクリニックが提供する6つの革新的治療プラン
東京BTクリニック歯科・医科では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた6つの主要な治療プランを提供しています。
これらのプランは、単に症状を改善するだけでなく、根本的な問題にアプローチし、長期的な健康維持を目指すものです。PRGFを用いた再生医療の技術を活用することで、従来の治療法では対応が難しかった症例にも新たな可能性をもたらしています。東京駅近くに位置する当院は、遠方からも多くの患者さんにご来院いただいております。
1. 全身の健康を守る歯科人間ドック
お口の健康は全身の健康に直結します。歯科ドックでは、お口全体の状態を総合的に検診し、潜在的な問題を早期に発見・対処します。
こんな方におすすめです：
お口全体の状態をしっかり診てほしい方
他の歯医者に通ってもなかなか良くならない方
できるだけ長く自分の歯を残したい方
2. 痛みを抑えた安心できる治療
歯科治療に恐怖心を持つ方も多いでしょう。東京BTクリニックでは、静脈内鎮静中に治療を行うことで痛中の痛みの不安を取り除きます。
こんな方におすすめです：
歯医者が怖くてなかなか行けない方
他の歯医者で治療を断られてしまった方
しばらく歯の治療を受けておらず歯医者選びにお悩みの方
3. 歯周病とインプラントの専門治療
歯周病は日本人の成人の約8割が罹患しているとも言われる国民病です。東京BTクリニックでは、PRGFを活用した再生医療により、歯周病の効果的な治療とインプラントの長期的な成功を実現します。
こんな方におすすめです：
悪いところだけの治療で本当に大丈夫か不安な方
インプラントをできるだけ長持ちさせたい方
ずっと自分の歯で健康にしっかり噛みたい方
短期間で歯周病を治したい方
4. 噛み合わせや呼吸の改善も考慮した歯列矯正
単に見た目の歯並びだけでなく、噛み合わせや呼吸の改善も考慮した包括的な歯列矯正を提供します。
こんな方におすすめです：
見た目の歯並びだけでなく、噛む機能も改善したい方
口呼吸をやめて鼻呼吸に変えたい方
睡眠の質を良くしたい方
正しいかみ合わせで歯並びを治したい方
5. 睡眠の質を改善する根本治療
睡眠時無呼吸症候群やいびきの問題は、単なる生活習慣の問題ではなく、お口の構造や機能と深く関連しています。根本的なアプローチで睡眠の質を改善します。
こんな方におすすめです：
CPAPが辛い・使えない方
口呼吸の改善をしたい方
いびきでお悩みの方
6. メスを入れない膝関節機能回復治療
東京BTクリニックの特徴的な治療の一つが、PRGFを活用した膝関節治療です。患者さん自身の血液から抽出した成長因子を用いて、メスを入れずに膝関節の機能回復を促します。
こんな方におすすめです：
メスを入れずに膝関節症状を改善したい方
自分の細胞で治したい方
手術に不安がある方
これらの治療プランは、単に症状を改善するだけでなく、患者さん一人ひとりの生活の質を高めることを目指しています。東京BTクリニックでは、カウンセリングやセカンドオピニオン相談も受け付けており、あなたに最適な治療法を見つけるサポートをしています。
インプラント治療と再生医療の融合がもたらす革命的進化
インプラント治療と再生医療の融合は、歯科医療の常識を根本から変えつつあります。
従来のインプラント治療では、顎の骨量が不足している場合、骨移植などの追加手術が必要でした。しかし、再生医療の技術を取り入れることで、患者さん自身の治癒力を最大限に引き出し、より低侵襲で効果的な治療が可能になっています。
インプラント治療と再生医療の融合がもたらす主な利点は以下の通りです：
骨量が不足している患者さんでもインプラント治療が可能に
治療の侵襲性（体への負担）の軽減
治癒期間の短縮
長期的な安定性と成功率の向上
自己組織による自然な治癒と再生
東京BTクリニック歯科・医科が提供するPRGFを用いた再生医療は、この融合の最前線にあります。患者さん自身の血液から抽出した成長因子を活用することで、インプラント周囲の骨や軟組織の再生を促進し、より確実で長期的に安定したインプラント治療を実現しています。
顎骨再生の最新技術と治療法
顎骨の再生は、インプラント治療の成功に不可欠な要素です。骨量が不足していると、インプラントを支える土台が弱くなり、長期的な安定性に影響します。
東京科学大学の顎口腔外科学講座では、顎骨再生のための様々な先進的アプローチを提供しています。特に注目すべきは、人工骨を用いた顎骨造成です。「従来より骨造成、骨補填に用いられているのは自家骨ですが、当科では患者さんへの侵襲を減らすために人工骨を用いています」と説明されています。
最新の顎骨再生技術
現在東京で受けられる最先端の顎骨再生技術には、以下のようなものがあります：
PRGFを用いた骨再生促進治療
β-TCPなどの人工骨材料を用いた骨造成
上顎洞底挙上術（サイナスリフト）
自家骨と人工骨の併用による骨造成
血管柄付き骨皮弁を用いた顎骨再建
特に上顎洞底挙上術（サイナスリフト）は、上顎の奥歯部分の骨が薄い場合に有効な治療法です。「上顎洞底の洞粘膜を拳上して、骨を移植し、骨の高さを造成させる方法であり、上顎骨（うわあご）の骨の高さが不足している場合に行います。骨の高さが足りずに、インプラントの埋入ができなかった場合でも、この手術を行うことでインプラント埋入が可能になります」と東京科学大学の資料に説明されています。
また、東京BTクリニック歯科・医科では、PRGFを活用した低侵襲な骨再生治療を提供しています。患者さん自身の血液から抽出した成長因子を用いることで、骨の再生を促進し、より自然な形での骨量増加を目指します。
歯の移植と再生医療
顎骨再生の選択肢として、歯の移植も注目されています。東京科学大学の顎口腔外科学講座では、「親知らず（智歯）や咬合していない歯（埋伏歯、転位歯など）を利用して抜いた歯と交換することが可能な場合があります。当科では長年歯の移植を行ってきました。5年生存率は90％程度であり、良好な結果を得ています」と報告しています。
当院では、歯牙移植とPRGFを組み合わせることで、より確実で長期的に安定した結果を得ることが期待されています。
顎骨再生の技術は日々進化しており、かつては「インプラント治療は難しい」と言われていた症例でも、現在では様々な選択肢があります。あなたの状態に最適な治療法を見つけるためには、専門医によるカウンセリングと詳細な検査が重要です。
インプラント×再生医療の未来展望と可能性
インプラント治療と再生医療の融合は、歯科医療の未来を大きく変えようとしています。この革新的な分野は、今後どのように発展していくのでしょうか？
東京科学大学（旧東京医科歯科大学）では、「骨再生のためのセラミックス人工骨」や「骨形成タンパクを用いた骨再生治療の展開」といった研究が進められています。これらの研究は、より効果的で低侵襲な骨再生技術の開発を目指しており、インプラント治療の可能性をさらに広げることが期待されています。
また、富士ソフト株式会社とJSTの共同研究では、「耳の軟骨からの移植用再生軟骨を長期間保存することに世界で初めて成功」したという報告もあります。この技術は、「三次元構造のまま細胞生存性と無菌状態を長期間維持できる技術」であり、再生医療の実用化に大きく貢献する可能性があります。
インプラント×再生医療の未来展望としては、以下のような可能性が考えられます：
より低侵襲で効果的な骨再生技術の開発
患者さん自身の細胞を用いた完全オーダーメイドの再生治療
治癒期間の大幅な短縮
インプラント周囲炎などの合併症リスクの低減
再生医療技術の一般化と治療費の低減
東京BTクリニック歯科・医科のようなPRGFを用いた再生医療を提供する医療機関が増えることで、より多くの患者さんがこの革新的な治療の恩恵を受けられるようになるでしょう。
インプラント治療と再生医療の融合は、単に失われた歯を取り戻すだけでなく、患者さん自身の治癒力を最大限に引き出し、より自然で長期的に安定した結果を得ることを可能にします。この分野の発展により、今後ますます多くの患者さんが、より快適で効果的な治療を受けられるようになることが期待されます。
まとめ：あなたに最適なインプラント×再生医療を選ぶポイント
インプラントと再生医療の融合は、歯科治療の新たな可能性を切り開いています。この記事では、東京で受けられる最先端のインプラント×再生医療について詳しく見てきました。
PRGFを用いた再生医療は、患者さん自身の血液から抽出した成長因子を活用し、組織の修復を促進する安全性の高い治療法です。この技術をインプラント治療に応用することで、骨量が不足している場合でもインプラント治療が可能になるなど、従来では難しかった症例にも新たな選択肢が生まれています。
東京BTクリニック歯科・医科では、PRGFを用いた再生医療を歯科と整形外科の両分野に応用し、患者さん一人ひとりに合わせた治療を提供しています。歯科ドック、歯周病・インプラント治療、歯列矯正、睡眠時無呼吸症候群治療、そしてメスを入れない膝関節治療など、幅広い治療オプションが用意されています。
あなたに最適なインプラント×再生医療を選ぶポイントとしては、以下の点を考慮することをおすすめします：
医療機関の専門性と実績
提供される再生医療技術の種類と特徴
治療の侵襲性と回復期間
長期的なサポート体制
東京BTクリニック歯科・医科では、カウンセリングやセカンドオピニオン相談も受け付けており、あなたの状態や希望に合わせた最適な治療法を見つけるサポートをしています。インプラント治療と再生医療の融合は、今後もさらに発展していくことが期待されます。あなた自身の体の治癒力を最大限に活かした、より自然で長期的に安定した治療を受けるために、ぜひ専門医に相談してみてください。
最先端の医療技術と患者さん一人ひとりに寄り添ったケアで、あなたの健康と笑顔をサポートする東京BTクリニック歯科・医科。詳しい情報や予約については、東京BTクリニック歯科・医科の公式サイトをご覧ください。
著者情報 医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士 東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO 【経歴】 東京歯科大学 総合歯科 東京歯科大学 インプラント専門外来 医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業 日本大学松戸歯学部非常勤講師 【資格・所属学会】 PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター 日本口腔インプラント学会 専門医 日本臨床補綴学会 専門医 日本歯周病学会 認定医 IDIA顎顔面外科矯正 指導医 日本睡眠学会 日本睡眠歯科学会
