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いびきと肥満の関係とは?医師が解説する原因と改善方法|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

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いびきと肥満の関係とは?医師が解説する原因と改善方法

いびきと肥満の関係とは?医師が解説する原因と改善方法|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

2025年12月16日

いびきと肥満の関係とは?医師が解説する原因と改善方法

いびきと肥満の深い関係とは?

いびきと肥満には医学的に深い関係があります。体重の増加に伴い、気道周辺にも脂肪が蓄積し、睡眠中の呼吸に影響を及ぼすことが明らかになっています。特に日本人の体格的特徴を考えると、わずかな体重増加でもいびきのリスクが高まる可能性があるのです。

本記事では、いびきと肥満の関係について詳しく解説します。原因となるメカニズムから、具体的な改善方法までお届けします。

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いびきが発生するメカニズムとは

いびきは、睡眠中に何らかの原因で気道が狭くなり、そこを空気が通過する際に粘膜が振動することで発生する音です。

気道とは、鼻や口から肺へと続く空気の通り道のことです。健康な状態では、この気道が十分に開いているため、スムーズに呼吸ができます。しかし、何らかの理由で気道が狭くなると、空気の流れが速くなり、周囲の組織が振動して音が発生します。これがいびきの正体です。

仰向けで寝ると起こりやすい理由

寝る姿勢も、いびきの発生に大きく関わっています。特に仰向けの姿勢では、重力の影響で舌が喉の奥へと落ち込みやすくなります。舌が後方に移動することで気道が圧迫され、空気の通り道が狭くなるのです。一方、横向きで寝る場合は、舌の位置が安定しやすく、気道が確保されやすい傾向にあります。

一時的ないびきと慢性的ないびきの違い

いびきには、一時的なものと慢性的なものがあります。疲労が蓄積している時や、お酒を飲んだ後に一時的にいびきをかくことは誰にでもあります。これは、筋肉の弛緩により舌や喉の組織が一時的に緩むためです。

しかし、慢性的ないびきの背景には、肥満や扁桃肥大、鼻炎などの持続的な要因が隠れている可能性があります。特に肥満は、いびきの最大の危険因子とされております。

肥満がいびきを引き起こす科学的根拠

肥満といびきの関係は、医学界では広く認識されています。体重が増加すると、腹部だけでなく首周りや舌、喉の内側にも脂肪が蓄積します。この脂肪の蓄積が、気道を物理的に圧迫する主な原因となるのです。

肥満による気道周辺の脂肪蓄積がもたらす影響

首周りに脂肪がつくと、外側から気道を圧迫する力が強まります。さらに、舌や軟口蓋(口の奥の柔らかい部分)にも脂肪が蓄積することで、気道の内腔が狭くなります。睡眠中は筋肉が弛緩するため、この狭くなった気道がさらに閉塞しやすくなり、いびきが発生しやすい状態となります。

日本人特有の体格とリスク

興味深いことに、日本人を含むアジア人は、欧米人と比較して少ない体重増加でもいびきをかきやすい傾向があります。これは、あごの骨格が小さく、首が太くて短い体格的特徴によるものです。

そのため、欧米の基準では「標準体重」とされる範囲でも、日本人の場合はいびきや睡眠時無呼吸のリスクが高まる可能性があります。

換気駆動力といびき音量の関係

近年では、いびきの音量は気道の閉塞度だけでなく、換気駆動力(呼吸しようとする力)にも大きく影響されることが明らかになっています。気道が約半分(50%)ほど狭くなっている場合、息を吸おうとする力が強くなるほど、いびきの音も大きくなります。これは、強い気流が狭い通り道を通ることで、粘膜がより激しく振動するためです。一方で、気道が極端に狭く(80%以上閉塞)なると、今度は逆にいびきの音が小さくなる傾向があります。
これは、気道がほとんど塞がってしまうと空気の流れ自体がほぼ止まり、音を生み出す振動が起きにくくなるためと考えられています。つまり、「いびきの音が大きい=必ずしも重症」とは限らず、呼吸の力と気道の狭さのバランスが音量に影響しているのです。

肥満によるいびきを放置するリスク

肥満が原因のいびきを放置すると、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする深刻な健康問題につながる可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が浅くなったり、完全に止まったりする病気です。無呼吸状態が繰り返されることで、体内の酸素濃度が低下し、心臓や脳に大きな負担がかかります。

睡眠の質低下と日中への影響

無呼吸により夜間に何度も中途覚醒を繰り返すため、深い睡眠が得られません。本人には起きている自覚がない場合も多いのですが、脳と体は十分な休息を取れていない状態です。その結果、日中の強い眠気、集中力の低下、記憶力の減退、倦怠感などが現れます。

循環器系への深刻な影響

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心不全などの循環器疾患のリスクを大幅に高めることが知られています。繰り返される無呼吸により全身の酸素が不足し、心臓に過度な負担がかかるためです。また、脳梗塞のリスクも上昇します。

いびきがダイエットを妨げる悪循環

いびきや睡眠不足がダイエットの成功を妨げる可能性があることです。慢性的な睡眠不足は、食欲を抑制するホルモン「レプチン」を減少させ、食欲を増進させるホルモン「グレリン」を増加させることが明らかになっています。その結果、満腹感を感じにくくなり、食欲が抑えられず、食べ過ぎによる体重増加を招きやすくなります。つまり、肥満→いびき→睡眠不足→食欲増加→さらなる肥満という悪循環に陥る可能性があるのです。

いびきと肥満の改善方法

適正体重への減量

肥満が原因のいびきを改善する最も効果的な方法は、適正体重まで減量することです。BMIが25以上の方は、まず標準体重を目指しましょう。急激な減量は体に負担をかけるため、月に1〜2kg程度のペースで無理なく減量することが推奨されます。

横向き寝の習慣化

仰向けで寝ると舌が喉の奥に落ち込みやすくなるため、横向きで寝る習慣をつけることが有効です。横向き寝を維持するために、抱き枕を使用したり、背中にクッションを置いたりする工夫も効果的です。

寝酒の習慣を見直す

寝る前の飲酒は、舌や喉の筋肉を過度に弛緩させ、気道の閉塞を招きます。「寝つきが良くなる」と感じる方もいますが、実際には睡眠の質を低下させる要因となります。就寝前の飲酒は控え、リラックスできる別の方法を見つけることが重要です。

舌と喉の筋力トレーニング

舌や喉の筋肉も、加齢とともに衰えていきます。舌出しトレーニング(舌を前に出して上下左右に動かす運動)を日常的に行うことで、筋力を維持・向上させることができます。このトレーニングは、気道を支える筋肉を強化し、睡眠中の気道閉塞を防ぐ効果が期待できます。

医療機関での専門的治療

生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合や、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、医療機関での専門的な治療が必要です。CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)、マウスピース療法、レーザー治療など、症状に応じた適切な治療法が選択されます。

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まとめ

いびきと肥満には明確な関係があります。体重増加により気道周辺に脂肪が蓄積し、睡眠中の呼吸が妨げられることで、いびきが発生しやすくなります。特に日本人の体格的特徴を考えると、わずかな体重増加でもリスクが高まる可能性があります。

肥満によるいびきを放置すると、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする深刻な健康問題につながる恐れがあります。改善方法としては、適正体重への減量、横向き寝の習慣化、寝酒の見直し、舌と喉の筋力トレーニングなどが効果的です。生活習慣の改善で十分な効果が得られない場合は、医療機関での専門的な治療も検討しましょう。

最近いびきがうるさいと家族やパートナーに言われる機会が増えた、最近体重が増加していびきをするようになったなどご相談は、東京BTクリニック歯科・医科までお気軽にお問い合わせください。

著者情報                                              医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士                                      東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO                        【経歴】                                               東京歯科大学 総合歯科                                        東京歯科大学 インプラント専門外来                                  医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業                               日本大学松戸歯学部非常勤講師                                    【資格・所属学会】                                           PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター                            日本口腔インプラント学会 専門医                   

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