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歯周病治療の最前線|歯磨き粉選びから専門医療まで徹底解説|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

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歯周病治療の最前線|歯磨き粉選びから専門医療まで徹底解説

歯周病治療の最前線|歯磨き粉選びから専門医療まで徹底解説|東京BTクリニック歯科・医科|歯と膝の再生治療|東京駅・京橋駅近く

2025年10月21日

歯周病治療の最前線|歯磨き粉選びから専門医療まで徹底解説

歯周病とは?国民病と呼ばれる理由

歯周病は、歯を支える骨や歯茎(歯肉)が細菌感染により炎症を起こし、徐々に破壊されていく病気です。実はこの歯周病、ギネスブックに「全世界で最も蔓延している病気」として認定されているのをご存知でしょうか。

なぜこれほど広く蔓延しているのでしょうか。その理由は大きく2つあります。

まず、歯周病菌は小学生でも口の中に常在菌として存在しています。赤ちゃんは無菌状態で生まれますが、家族との食器の共有やキスなどの日常生活を通じて、必ず歯周病菌は移ってしまうのです。

もう一つの理由は、歯周病が長期間にわたってゆっくりと進行するため、自覚症状が出にくいことです。多くの場合、「歯磨き時に時々出血する」程度の軽微な症状から始まり、気づいたときには中等度以上に進行していることが少なくありません。

歯周病は一度進行すると完全な治癒が難しく、治療後も数年で再発することがあります。そのため「なってから対処する」よりも「ならないように予防する」という視点が非常に重要なのです。

専門的な歯周病治療の最新アプローチ

歯磨き粉による日常ケアは重要ですが、歯周病が進行している場合は専門的な治療が必要です。近年、歯周病治療は大きく進化しており、より効果的で患者さんの負担が少ない治療法が開発されています。

最新の歯周病治療について、いくつかの注目すべきアプローチをご紹介します。

ブルーラジカル治療 – 世界初の革新的アプローチ

2025年の歯周病治療で最も注目されているのが「ブルーラジカル P-01」という世界初の歯周病治療器です。この治療法は、405nmの青色レーザーと3%の過酸化水素の反応で強力な殺菌を行い、歯周ポケットの減少効果を治験で証明しています。

従来の治療法と比べて低侵襲であり、患者さんの負担が少ないのが特徴です。臨床導入から1年が経過し、多くの歯科医院で導入されはじめています。

この治療の特筆すべき点は、治療効果だけでなく「ペリミル」という患者行動変容アプリと連動していることです。このアプリは患者さんの口腔内を可視化し、口腔ケアの習慣化を促すことで、歯周病の本質的な原因とされる「歯に興味がなくなること(ネグレクト)」にアプローチします。

治療と生活習慣の改善を同時に行うこの統合的なアプローチは、歯周病治療の新しいスタンダードになりつつあります。

PRGF(成長因子)を用いた再生医療

もう一つの革新的な治療法が、PRGFを用いた再生医療です。PRGFとは「Plasma Rich in Growth Factors」の略で、患者さん自身の血液から抽出した成長因子を活用し、組織の修復を促進する治療法です。

自己血液由来のため安全性が高く、回復を早める効果があります。歯周病で失われた歯茎や骨の再生を促し、より健康な口腔環境の回復を目指します。

東京BTクリニック歯科・医科では、このPRGFを用いた再生医療を歯科分野に応用し、歯周病治療やインプラント治療に活用しています。患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を通じて、口腔だけでなく全身の健康維持を目指すアプローチです。

歯科ドックによる予防と早期発見

歯周病治療の最新トレンドとして、「治療」だけでなく「予防と早期発見」に重点を置く「歯科ドック」という考え方も広がっています。

当クリニックでは「歯科ドック」によるお口全体の検診を行い、様々な口腔の問題に対応しています。これは単に「悪いところを治す」だけでなく、お口全体の健康状態を評価し、将来的なリスクも含めた総合的なアプローチです。

歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、定期的な検診による早期発見が非常に重要です。当クリニックの歯科ドックでは、レントゲン検査や歯周ポケット測定、腸内細菌の検索、噛み合わせの測定、唾液検査など、様々な角度から口腔内の健康状態を評価します。

このような総合的な検査により、問題を早期に発見し、より簡単な治療で済ませることができます。また、将来的なリスクを評価することで、予防的なアプローチも可能になります。

歯周病と全身疾患の意外な関係

歯周病は単なる口の中の問題ではありません。近年の研究で、歯周病と全身の様々な疾患との関連性が明らかになってきています。

歯周病菌や炎症性物質が血流に乗って全身を巡ることで、様々な健康問題を引き起こす可能性があるのです。

認知機能との関連性

2025年3月に国立長寿医療研究センターから発表された研究では、歯周病と認知機能の間に深い関連があることが報告されました。歯周病によって認知症のリスクが増大し、逆に認知機能が低下すると歯周病のリスクも増大するという双方向の関係が明らかになっています。

これは「歯脳相関」と呼ばれる現象で、口腔内の細菌や炎症が脳に影響を与えると考えられています。特に高齢者において、歯周病対策は認知症予防の観点からも重要視されています。

認知機能が低下すると適切な歯磨きができなくなり、それが歯周病を悪化させるという悪循環も生じやすくなります。そのため、高齢者の口腔ケアは家族や介護者のサポートも含めた総合的なアプローチが必要です。

糖尿病との相互作用

歯周病と糖尿病は互いに悪影響を及ぼし合う関係にあります。糖尿病があると歯周病にかかりやすく、また歯周病があると血糖コントロールが難しくなるという双方向の関係があるのです。

歯周病の炎症は血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の方が歯周病を放置すると、糖尿病の合併症リスクが高まる可能性があります。逆に、歯周病治療を行うことで血糖コントロールが改善されるケースも報告されています。

糖尿病の方は、通常よりも念入りな歯周病ケアが必要です。定期的な歯科検診と専門的なクリーニング、そして日々の丁寧な口腔ケアが重要になります。

心臓疾患との関連

歯周病と心臓疾患の関連も注目されています。歯周病菌が血流に乗って心臓に到達し、動脈硬化や心内膜炎などの原因になる可能性が指摘されています。

歯周病による慢性的な炎症は、血管内皮の機能不全や血栓形成を促進することで、心臓病のリスクを高める可能性があります。特に心臓弁膜症や人工弁置換術を受けた方は、歯周病のケアが極めて重要です。

歯周病は「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状が少ないまま進行し、全身に影響を及ぼす可能性があります。口腔内の健康は全身の健康と密接に関連しているという認識を持ち、定期的な歯科検診と適切なケアを心がけることが大切です。

まとめ:歯周病治療の未来と日常ケアの重要性

歯周病は「全世界で最も蔓延している病気」と言われるほど広く見られる疾患です。しかし、適切な予防と治療によって、その進行を食い止め、健康な口腔環境を維持することが可能です。

最近では、ブルーラジカル治療やPRGFを用いた再生医療など、革新的なアプローチが登場しています。これらの最新治療法は、より効果的で患者さんの負担が少ない歯周病治療を可能にしています。

東京BTクリニック歯科・医科では、PRGFを活用した再生医療や歯科ドックによる総合的アプローチなど、最新の歯周病治療を提供しています。患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を通じて、口腔だけでなく全身の健康維持を目指しています。あなたの口腔の健康に関するお悩みやご質問がありましたら、ぜひ東京BTクリニック歯科・医科にご相談ください。最新の治療法と一貫したサポート体制で、あなたの健康な笑顔をサポートいたします。

詳細は東京BTクリニック歯科・医科の公式サイトをご覧ください。

著者情報                                              医療法人社団誠歯会 理事長 歯学博士                                      東京BTクリニック 歯科・医科 加藤 嘉哉 YOSHIYA KATO                        【経歴】                                               東京歯科大学 総合歯科                                        東京歯科大学 インプラント専門外来                                  医療法人誠歯会 加藤歯科クリニック 開業                               日本大学松戸歯学部非常勤講師                                    【資格・所属学会】                                           PRGF-Endoret® 指導医、公認インストラクター                            日本口腔インプラント学会 専門医                                  日本臨床補綴学会 専門医                                       日本歯周病学会 認定医                                         IDIA顎顔面外科矯正 指導医                                     日本睡眠学会                                            日本睡眠歯科学会

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